勉強会グループ発表公開 その8
投稿日: 2012/08/13 12:15:37
5月26日に行われた、行動する大家さんの会勉強会。
この勉強会では、9つのグループに分かれ議論を
2度行い、その後グループごとに発表して頂きました。
その、各グループの発表とご提出頂いたまとめを、
毎週1グループづつ公開しています。
今回はその第8弾です。
発表の前に、かんたんに勉強会の内容をお伝えします。
1:まず、グループごとに「最悪な物件の条件」を
話し合ってもらいました。
2:その後、ミニセミナーをヒントに、
話し合った最悪な物件を、別な視点(水平思考)から
もう一度見直し「ひっくり返す」議論を
もう一度して頂きました。
3:最後に最悪な条件の中でも、
上手くひっくり返せた条件を発表して貰いました
(時間の関係です。
本当は全て発表して頂きたかったのですが・・・)
「ひっくり返す」とは例えば、
・実は別の価値あるのではないか?
・少し何かをすれば改善できるのではないか?
・何かを差し引けば、価値が創造できるのではないか?
等々、いつもとは違う視点から考えてみる練習をしてみました。
さて、では今回は「Hグループ」の発表とまとめを公開します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●最悪の条件
安心して、ゆっくり住むことができない物件
→汚い、うるさい(線路際)、セキュリティーが悪い。
特に、一番クレームが多いと思われる
騒音問題にフォーカスしました。
●水平思考での解決
Hグループは、一般的にはデメリットと言われるところを、
ある特定の人に向けて、メリットに変えるという発想をして頂きました。
〇ミュージシャン専門マンション
騒音問題の解決策として、ハードの部分で改善は
なかなか難しい。
そこで、騒音の気にならない、もしくは、お互い様と思ってくれる人を
ターゲットにすることで、その人たちにとってよい環境で提供できる。
ターゲットを絞ることで、
・入居者同士のコミュニケーションも生まれる。
・オーディオセットやホームシアターなどを付けて付加価値を付けられる。
・入居条件で楽器可能と記載することで、クレームも少なくなる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Hグループもとてもよい発想をしてくれました。
環境が悪いという条件は、家賃を下げて解決するという方向に
いきがちですが、ターゲットを絞ることで、環境が悪いということを
逆に、環境が良いというアピールができることになります。
最近よく言われることですが、
100人中99人に嫌われても、1人に好かれる部屋作りをすることで
上手くいくということですね。
是非いろいろとチャレンジしてもらいたいものです。
では、次週は「Ⅰグループ」の発表です。